静岡県富士市は、右手に日本一の山「富士山」が、左手に広大な駿河湾が広がり、圧倒的な自然環境とも言える街。
そんな静岡県富士市は、給付金や子育てを充実させてくれるシステムなど子育て支援にとても力を入れていることでも有名です。
今回はそんな静岡県富士市の子育て給付金等の支援をご紹介します。
子育て支援が充実している富士市はこんな所
静岡県富士市といえば、日本のシンボルである富士山と日本列島のほぼ中心に位置する駿河湾に囲まれた自然豊かな街です。
イメージ通り、空気が澄んで綺麗なのはもちろん、お水も美味しいのが富士市の自慢のポイントです。
お水の綺麗さは浄水器が不要なほどで、この良質な水資源により製紙産業が盛んになり、
富士市は「紙のまち」と呼ばれるようになりました。
都内で暮らすようになって初めて水を買うという事を覚えました。
そのくらい水道水には抵抗ありませんでした。
そんな日本一の山と広大な駿河湾に面した富士市はこのような自然環境としても子育てに適していますが、給付金などの子育て支援も充実していることで知られています。
それでは、富士市が実践している子育てサポートを見ていきましょう。
富士市の子育て支援環境の現状
1. 富士市の子どもの人口
2022年10月1日現在、富士市の0〜14歳の人口は、2万9,750人です。
これは富士市の人口全体のおよそ11.9%にあたります。
2. 富士市に所在する学校数 (平成30年時点)
小学校 | 中学校 | 高等学校 | 特別支援学校 | 看護専門学校 | |
学校数 市立 県立 私立 | 27校 | 16校 | 1校 | 1校 | |
4校 | 1校 | ||||
1校 | 1校 | 1校 |
静岡県富士市では、義務教育9年間を一体として捉えた「富士市小中連携・一貫教育基本方針」を策定しています。
この方針が策定された理由には、大きく分けて3つあります。
- 中学校進学後に不登校などにより問題が増える所謂「中1ギャップ」への対応強化の為
- 小中学校の繋がりによるきめ細かな指導の充実の為
- 子どもたちの人間性や学力の育成などの教育効果を図る為
子どもたちの将来を見据える富士市の積極的な取り組みは、親の立場からすると非常に心強いことですね。
3. 待機児童数
2022年4月1日時点での静岡県富士市の待機児童数は、なんと0!
この理由は、保育施設の新設や改修を積極的に行い、それに伴い定員拡大のために取り組んでいる為です。
今後も待機児童ゼロを維持するために、定員拡大の取り組みは行われ続けます。
4. 富士市独自の子育て支援制度3選
① こどもインフルエンザへの助成制度
国が自治体へ接種を勧める「BCG」「日本脳炎」「子宮頸がん」などのような定期接種は、富士市のみならず、ほとんどの自治体で自己負担額無料で接種することができます。
つまり、これらは自治体として最低限の取り組みだということです。
しかし富士市では、任意接種である「こどもインフルエンザ」の自己負担額を接種一回につき1,000円差し引いてくれるのです。
毎年冬になると高い確率で感染するインフルエンザですから、任意といえども接種すべき大切な予防接種の一つです。
「こどもインフルエンザ」の予防接種は1歳から高校3年生までが対象なので、その期間に割引が効くとなると、家計にとても助かることでしょう。
② こども医療費の一部が助成
富士市では、こども医療費助成制度として0歳から中学3年生までのお子様を対象に病気や怪我などで医療機関を利用した際の医療費の一部を助成してくれます。
通院・入院ともに、1回の自己負担額は一律でたったの500円!
更に通院の場合だと、1ヶ月4回までなら自己負担金が発生しますが、5回目以降は一切かかりません。
※この助成制度を受ける条件として、市役所こども家庭課で「こども医療費受給証」の申請が必要です。
③ 本を身近なものに〜「ブックスタートふじ」「セカンドブックふじ」の実施
富士市では、絵本を通して子どもと保護者のコミュニケーションを活性化し、心の健やかな成長を促すことを目的とした「ブックスタートふじ」「セカンドブックふじ」という活動があります。
実はこの活動はイギリス発祥で、のちに日本全国の市町村が取り組みを開始しましたが、富士市はその中でも特にこの活動に尽力しています。
小さい頃から本に触れ合うことは、子どもの成長に有益です。
富士市の子育て支援手当・助成・給付金
上記でご紹介した医療費助成以外にも、静岡県富士市で受けられる手当・助成・給付には様々なものがあります。
特にひとり親世帯を対象としたものが多くあり、自治体を通してひとり親世帯をサポートする姿勢が伺えます。
各ボタンをクリックして頂くと案内先へ飛びます。
富士市の子育て支援情報サイト「ふじ応援部」
富士市には、富士市の魅力を定期的に発信するサイト「ふじ応援部」があります。
市の職員の方々を中心に富士市に実際に住む人たちで構成されており、富士市での生活に役立つ情報を随時シェアしてくれています。
1. ふじ応援部の子育て支援情報 (家事代行サービス)
妊娠中や1歳未満のお子さんがいるご家庭を対象に利用できる「はぐくむFUJI家事育児サポート事業」があります。
毎日家事育児を頑張るお母さんたちにぜひ利用してもらいたいサービスです。
2. ふじ応援部の子育て支援情報 (富士母乳育児相談室)
ここでは、助産師3名と栄養士の方が日々育児を頑張るお母さんをサポートしてくれ、桶谷式の母乳ケアや離乳食、赤ちゃんの日頃のケアの仕方など親身になって教えてくれます。
また産後ケア事業として「訪問ケア」「日帰りケア」を利用することが可能で、お母さんたちはゆっくりお茶を飲んでゆっくりし、自分の時間を持つことができます。
私自身も出産し育児を毎日していると、1分でも多くの自分の時間が欲しいと実感しました。
このようなサポートがあると非常に助かります。
3. ふじ応援部の子育て支援情報 (富士市の複合型子育て施設『みらいてらす』)
令和3年に、元々幼稚園だった跡地をリノベーションして富士市初の複合型子育て支援施設「みらいてらす」が誕生しました。
1階には、親子の遊び場や子育てに関する質問や他の親御さんと交流できる「子育て支援センター」があります。
また、隣にある小学校の「放課後児童クラブ」もあり、共働きの家族の大きな支えになっています。
そして2階には、設備が充実したミーティングルーム、イベントルーム、ワークルーム、オープン交流スペースがあり、さまざまなニーズを持った利用者が活用できるようになっています。
更に嬉しいのが、こちらの「みらいてらす」に見守り託児があることです。
2時間だけではありますが、2階のワークルームでちょっと趣味や仕事に集中する時間を設け、その間子どもたちを見守り託児に預けることが可能なのです。
先着順の事前予約制となっているので、チェックしてみてください。
【子育て支援の街】富士市で行われている子どもイベント
富士市では子ども向けイベントが数多くあります。
過去に行われたイベントをご紹介します。
1. 「わくわくマルシェ」
静岡を代表するショップやアーティストの方々が手作りアイテムを出店するイベントです。
フードやドリンクのお店もありますし、体験できるお店もあるのでぜひ親子で参加してみましょう。入場料は無料です。
2. 「30分で乗れる親子の自転車教室」
富士市自動車学校が主催したこちらの「自転車教室」は、複合型子育て施設『みらいてらす』のオープニング記念イベントの一環として行われました。
運転のプロが教えるので、安心して自転車の乗り方を学べます。
今後も定期開催を検討しているそうなので、随時チェックしておきましょう。
3. 「ママ向け姿勢改善クラス」
出産後、家事に育児に大忙しで自分ケアは怠りがち・・・
そんなお母さんたちにオススメしたいのが、この「ママ向け姿勢改善クラス」です。
更に嬉しいポイントが、託児サービス(事前予約要)を利用できることです!
少しでも自分のことだけに集中する時間があるのは、心身ともにリフレッシュできる大切なことです!
4. ミニケーキデコレーション体験
ケーキ作り自体も楽しいですし、なんと言ってもグルテンフリーのケーキ作りも学べるのはとても貴重な体験だと思います。
私自身も、ちょうど離乳食を始めたところで子どものアレルギー対策に敏感になっています。
大切なお子さんのために、体に優しい&可愛いケーキ作りを学んでみましょう!
5. Fujiこどもフェス
子どもの可能性を引き出すべく立ち上げられたイベントで、さまざまな体験ができます。
例えば、思考力を育む探求学習プログラムやドローンの操縦体験などができます。
その他にも、飲食店の出店もあり、地元で作られた野菜や果物を買うマルシェもあります。
このイベントは子どもたちのためだけでなく、親御さんにもメリットのあるものになっています。
同じ富士市内に住む子育てパパ・ママたちが交流を持つ場ともな里、情報交換などができるようになっています。
子育ては一人でなく、助け合っていくと良いですね!
富士市の子育て支援対策:自然環境を活かしたプログラムと取り組みを紹介 まとめ
今回は、静岡県富士市の子育て環境や給付金などについてご紹介しました。
下記に要点もまとめてみたので是非ご参照ください。
この記事を書いている私も下記のような沢山のサポートがあるとは知りませんでしたので、きっとあなたのお役に立てる情報はあったのではないでしょうか。
これからも記事を随時更新していきますので、是非ご参考にしてください。
- 富士市は山と海両方に囲まれていて、自然環境に優れている。
- 富士市には子育てに関する様々な手当・助成・給付金がある。
- 特にひとり親世帯にも優しい給付金が数多くある。
- 富士市は、手厚い子育て給付金の他にも、子育てに嬉しい環境である。
- 子どもの医療費の助成が充実している。
- 任意接種である「こどもインフルエンザ」も1000円引きされる。
- 「ふじ応援部」では、随時子育てに関するお役立ち情報が更新されている。
- 富士市には家事代行サービスや2時間だけ預けられる託児サービスなど、子育て中の親の支援が充実している。
情報も随時も変更していますので疑問点がありましたら富士市役所に直接きいてみてもいいですね。
これからお子さんが大きくなっていくと思わぬ出費が?!
なんてことがあるかもしれませんので、事前にライフプランも立てておくことも大切な事です。
以前これからのライフプランについての記事をかいたので、こちらも伏せてご参照ください。
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